プライマリ DNS サーバー
ドメインの所有者は必ずプライマリDNSを持っています。これは、ドメインの主要な権威ネームサーバーです。このサーバーには、IP アドレスなど、特定のウェブサイトに関する重要な情報が保存されています。インターネットのユーザーがウェブ上で目指す宛先へのアクセスを行うには、その前に、再帰的リゾルバによってプライマリサーバーに保存されている情報を取得する必要があります。
プライマリ DNS はどのような仕組みになっているのですか?
DNS は、DNS レコード情報を保存するだけでなく、人間が読み取れるドメイン名(たとえばdigicert.com)からコンピュータが読み取れる IP アドレスへの変換も行います。ドメインのプライマリ DNS サーバーが IP アドレスを提供します。
「DNSサーバーは応答していません」とはどういう意味ですか?
このエラーメッセージが表示されるのは、ほとんどの場合、ユーザー側での設定ミスやネットワークの接続エラーが原因ですが、インターネットサービスプロバイダ(ISP)やドメインのプライマリ DNS プロバイダで冗長化による対策が行われていなければ、これらのプロバイダ側のサービス停止が原因であることも考えられます。
DNS のエラーはどうすれば回避できますか?
プライマリ DNS プロバイダはユーザー関連の問題の発生を防ぐことはできませんが、セカンダリ DNS を利用すればDNS関連のサービス停止からドメインを守ることができます。その場合、セカンダリ DNS プロバイダにはプライマリ DNS プロバイダに保存されているデータの複製を保存します。つまり、セカンダリ DNS を利用するドメインは、権威DNSサーバーを 1 つではなく 2 つ持つことになります。サービス停止が発生すると、プライマリプロバイダが解決できない問い合わせは自動的にセカンダリプロバイダに送信されます。エンドユーザー側にはほとんど影響はありません。
セカンダリ DNS の利用にはもう 1 つメリットがあります。それは、どちらのネームサーバーが速いかをリゾルバが学習するという点です。リゾルバは通常、最も速いリソースを利用するので、エンドユーザーによるドメインへのアクセスが速くなり、ユーザー体験が向上します。