TLS(Transport Layer Security)証明書は、一般的には SSL またはデジタル証明書として知られており、安全で確実なインターネットの基盤となるものです。TLS/SSL 証明書は、ブラウザ、閲覧中の Web サイト、および Web サイトのサーバーの間で送信されるデータを暗号化することによってインターネット接続を保護します。改ざん、紛失、盗難を防ぎつつデータが非公開で送信されることを保証します。
いくつかの脆弱性が指摘されて 2015 年に置き換えられた SSL(Secure Sockets Layer)の後継技術が TLS です。SSL という名称で広く知られてきたため、今でもたいていの人が SSL という用語を使っていますが、デジサートから TLS/SSL サーバ証明書を購入すれば、市場で最新かつ最高レベルの TLS 証明書を手に入れたことになります。
TLS/SSL サーバ証明書は、ユーザーがより安全にインターネットを利用できるように、主要な Web ブラウザすべてが採用している標準です。TLS/SSL サーバ証明書で保護された Web サイトは、Web サイト間で送受信される個人情報を暗号化して保護するため、インターネットユーザーからの信頼度が高くなります。また、TLS/SSL サーバ証明書は Web サイトのブランドアイデンティティを表したり、証明するものでもあります。その意味で、TLS/SSL サーバ証明書は、オンラインブランドのアイデンティティを保護する手段であるとともに、企業がオンラインで個人情報を転送するときのセキュリティ対策にもなるわけです。
山田花子という匿名同然のインターネットユーザーがいます。行動を追跡することも、身元を特定することもできません。そんなユーザーに、安心して個人情報を預けられるでしょうか。
EV TLS/SSL 証明書は、Web サイトの所有者がそのサイトの真の所有者であることを証明し、企業やブランドを保護します。
EV 証明書を取得する条件として、ユーザーは事業組織、Web ドメイン、住所、および事業体を代表する法的権利を有していることを、14 項目の基準の中で証明する必要があります。
OV 証明書は、EV 証明書と比べると二番手となる位置付けの証明書です。Web ドメイン、Inc. や Corp、LLC といった関連事業組織の確認など、同じような認証方法は求められますが、必要な基準が EV 証明書で 14 項目あるのに対して、OV 証明書では 9 つしかありません。
EV 証明書および OV 証明書は、グローバル 2000 企業の 81%、フォーチュン 500 企業の 89%、そして世界有数の大手銀行 100 社のうち 97 社で使用されています。信頼性の高い EV および OV TLS/SSL 証明書のユーザーリストには、IT 企業、公益企業、小売業、不動産業、保険、自動車、通信、病院・医療機関などの各社が名を連ねています。
安全なインターネットこそがより良いインターネットであることは言うまでもありません。主要ブラウザのほとんどが TLS/SSL 証明書を必要としており、デジタル証明書で保護された Web サイトの検索結果を上位に置いているのも、そのためです。これは、主要な検索エンジンでもすべて同様で、またブラウザのタイプによって変わることもありません。
用途
情報提供サイトや
ブログ
支払い情報や機密情報を収集しない Web サイトでは、ユーザーの活動を非公開にするために HTTPS が必要です。
ログイン画面と
フォーム
ユーザー名とパスワードを入力したり、フォームで個人情報、文書、画像を送信したりする場合は、TLS/SSL で暗号化され保護されます。
決済のページ
決済のページ(およびそこで共有されるクレジットカード情報)が安全であるとわかっていれば、お客様が購入を完了する可能性は高くなります。
推奨される TLS/SSL 証明書
OV(企業認証)TLS/SSL 証明書。信頼性のレベルが 2 番目に高く、組織チェックも EV に次いで厳格です。
OV(企業認証)TLS/SSL 証明書。信頼性のレベルが 2 番目に高く、組織チェックが最も厳格です。
EV(Extended Validation認証)TLS/SSL 証明書。信頼性のレベルが最も高く、組織チェックが最も厳格です。
SSLサーバ証明書は、「SSLハンドシェイク」と呼ばれる仕組みを利用して、Webサイト/サーバーとブラウザ間で暗号化された接続を確立します。お客様のWebサイトにアクセスするユーザーには、この処理を気付くことなく、かつ一瞬で終わります。
デジタルトラストは、暗号化、セキュリティ、アイデンティティの各ソリューションを最新の形で組み合わせたものです。仮想的なあらゆるインタラクションにまで保護を拡大し、デジタル世界と物理世界の間に信頼という名の架け橋を築くことを目的に設計されています。基本的には、TLS/SSL、IoT、PKI のセキュリティを一元的なプラットフォームで統一することです。
はい。デジサートの TLS/SSL 証明書は、業界でも特に長い歴史があり、最も広くサポートされてきたルートの 1 つのもとで発行されています。デジサートの TLS/SSL 証明書は、99.9% のウェブブラウザ、主要 OS、モバイルデバイスで最高水準のルート普及率を誇ります。古いデバイスの互換性についてご質問がある場合は、弊社サポートチームまでお問い合わせください。
はい。インターネット上でビジネスを行う Web サイトであればほとんどの場合、送信される非公開データを暗号化し保護するために、デジタル TLS/SSL 証明書が必要です。TLS/SSL 証明書は、ビジネスと、お客様の個人情報を保護します。しかも、証明書がないと、主要なブラウザではアドレスバーに「安全ではありません」というメッセージが表示されることになります。Web サイトが安全でないと、お客様が購入を完了しなかったり、企業との取引をやめたりする可能性があります。最高水準のセキュリティとブランドの信頼性をお客様にアピールしたい場合は、EV または OV 証明書の使用をお勧めします。
安全な TLS/SSL 証明書を使用していない Web サイトは、ブラウザのアドレスバーに「安全ではありません」というメッセージが表示されます。Web サイトで「安全ではありません」メッセージが表示されないようにするには、TLS/SSL 証明書をインストールするしかありません。デジサートから証明書を購入し、CertCentral のインストール手順に従えば、簡単に実現できます。
TLS/SSL 証明書は、デジサートのような信頼できる認証局によって発行されます。
TLS/SSL 証明書のご購入は、下記の「新規・追加の手続き」をご確認ください。
管理が容易、かつフレキシブル。マルチドメイン(SANs)で保護されたワイルドカードは、多数のサブドメインを含む複数サイトを管理している組織にとって、最適の選択肢です。
デジサートのワイルドカードなら、証明書のコピーを複数のサーバーで利用できます。各証明書には、それぞれ別の秘密鍵を割り当てることが可能です。証明書のライフサイクル中なら、ドメインが新たに追加されても、いつでもワイルドカードSANsを追加して保護することができます(追加料金は発生します)。
*.example.comで設定された証明書なら、www.example.comだけでなく、mail.example.comやblog.example.comなどもすべて対象になります。アスタリスクは、ここではあらゆるサブドメイン代わりに使われます。