DigiCertが、現実の問題を解決するために、デジタルトラストの確立、管理、拡大をどのように支援しているかをご覧ください。
世界のIT・情報セキュリティリーダーたちが、デジタル技術の信頼性を欠いたセキュリティはセキュリティではないと考えている理由とは?
2023年8月15日よりCertCentralのサインインではユーザ名とパスワードのほかにワンタイムパスワード(OTP)もしくはクライアント証明書の二要素認証による提示が必要となりました。 設定等についてはこちらのKnowledgeを参照ください。
メールセキュリティを強化し、悪意のあるメッセージに対抗する継続的な取り組みとして、主要なメールサービスプロバイダー(ESP)各社は大量メール送信者に対するポリシーを常に改善しています。
目標は、ドメインなりすましを防ぎ、Google や Yahoo、Microsoft などの ESP が悪意のあるコンテンツを検出するのを容易にすることです。
Google と Yahoo は、大手 ESP として最初に新たな要件を義務化し、それが 2024 年 2 月に発効しました。その後まもなく、Microsoft もこの流れに参入することを発表しています。
既存顧客と潜在顧客へのマーケティングメール送信が大きな業務になっているのであれば、以下の点を知っておく必要があります。
そもそも、大量メール送信者という条件には該当するのでしょうか。その答えは、ESP によって少しずつ違います。
簡単にいうと、1 日あたり千単位以上のメールを送信することがマーケティングキャンペーンの一部になっていなければ、大量メール送信者に対する新しい要件は適用されません。一方、大量メール送信者に該当する場合は、メールが受信者のスパムフォルダーに着信しないよう、ESP の要件を順守する必要があります。
重要な注意点: ドメインが大量メール送信者と分類されない場合でも、ESP によってメールがスパムとして処理されることがあります。大量メール送信者の検出をかいくぐろうとしても、ESP によるコンテンツおよびプロトコルのフィルタリングは回避できません。
実を言うと、ESP の求める要件を順守するために必要なのは、大量メール送信者がすでに実施している要件なのです。ただし、まだ実施していない場合には、以下の対応が必要になります。
Google と Yahoo は、送信ドメインにメール認証レコードを設定するよう大量メール送信者に要求しています。Microsoft もこれにならうことは確実です。ここで必要なのは、送信者のドメインの正当性を確認し、メールなりすましを防ぐために欠かせない 3 つのメール認証プロトコル、すなわち SPF、DKIM、DMARC です。
こうしたプロトコルがあれば、送信者のアイデンティティを確認してドメインなりすましを防ぎ、メールの全体的な信頼性を改善できます。DMARC の実施は早急の要件ではありませんが、遠からず必須化されるという前提で、どのプロバイダーも DMARC の採用を推奨しています。
これはわかりやすいでしょう。マーケティングメールをオプトアウトしようとするユーザーをあちこち振り回さないようにしてください。配信停止のプロセスを簡単にすると、送信者のプラス評価を維持しやすくなり、メールがスパムと判定されるリスクも少なくなります。
ユーザーエクスペリエンスを改善し、スパムに関する苦情を減らすために、ESP 各社は「容易な配信停止」機能を義務化しています。つまり、「ワンクリック配信停止」のオプションを実装すれば、受信者は最小限の手間でメールをオプトアウトできるということです。
主な ESP はどこも、スパム報告率について厳格な基準値を設けようとしています。スパム率がこの基準値を超えるドメインは、大量メール送信者であろうとなかろうとブロックされます。順守を維持するうえで必要な対応は以下のとおりです。
メールシステムの DNS レコードが有効であることの確認は、メールセキュリティに欠かせません。SPF、DKIM、DMARC の各プロトコルを構成するといいでしょう。また、不正な変更がないかどうか定期的に DNS レコードを監視・監査する必要もあります。DNS なりすましを防ぎ、DNS レコードの完全性を強固に保つには、ドメインネームシステムセキュリティ拡張(DNSSEC)が有効です。
堅牢なセキュリティ機能を備えた信頼性の高いプロバイダーに DNS をホストしてください。たとえば、DDoS 対策や冗長性によって DNS インフラのセキュリティと可用性を維持できる機能です。
主要な ESP のこうした動きは、メール送信者とメールボックスプロバイダーの間で責任共有モデルを作り出します。大量メール送信者としてのステータスを良好に保つ手順をまだ実行していない場合には、Valimail から提供されているこちらのオンラインツールを使って、今すぐ現在のドメイン認証レコードの状態をお確かめください。
DMARC をすでに実施している場合は、デジサートの認証マーク証明(VMC)を使用して認証済みドメインを強化することを検討しましょう。VMC は、受信者がメッセージを開く前にブランドロゴを表示します。VMC は、SPF、DKIM、DMARC を構成するしかるべき手順を完了したという太鼓判のようなものです。ブランドにふさわしいマーケティング活動のひとつです。
メールセキュリティ、認証マーク証明書、デジタルトラストのベストプラクティスなどのトピックについて詳しくお知りになりたい場合、記事を見逃さないようにデジサートのブログを参照してください。
© 2024 DigiCert, Inc. All rights reserved.
リーガルリポジトリ Webtrust 監査 利用条件 プライバシーポリシー アクセシビリティ Cookie 設定 プライバシーリクエストフォーム