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世界のIT・情報セキュリティリーダーたちが、デジタル技術の信頼性を欠いたセキュリティはセキュリティではないと考えている理由とは?
2023年8月15日よりCertCentralのサインインではユーザ名とパスワードのほかにワンタイムパスワード(OTP)もしくはクライアント証明書の二要素認証による提示が必要となりました。 設定等についてはこちらのKnowledgeを参照ください。
産業用 IoT(IIoT)が急成長していますが、これは諸刃の剣です。テクノロジーによって前例のない効率とイノベーションが進む一方、産業はたった数分でも業務全体を麻痺させる能力をもつサイバー脅威の新たな時代にさらされているからです。
今では、無数のコネクテッドデバイスが重要なインフラストラクチャの基幹となっており、セキュリティの重要性はかつてないほど高まっています。包括的な戦略をもたなければ、脆弱性はたちまち壊滅的な侵害、コストのかかるダウンタイム、そして回復不能なほどの評価の失墜につながる可能性があります。
だからこそ、IIoT のセキュリティについて妥協は許されません。そこで、IIoT のセキュリティを確保する実践的な 6 つの方法をご紹介します。
適切な可視性は、効果的なセキュリティの礎です。あらゆる IIoT デバイスの完全なインベントリがなければ、セキュリティ対策には隙が生まれます。自動検出ツールを使えば、個々のデバイスを識別し、リスクレベルごとに分類して、その状態を継続的に監視できるので、不正行為や疑わしい活動をリアルタイムで検出できます。
実施項目
自動検出ツールを導入し、コネクテッドデバイスをすべて識別して分類する。
デバイスのインベントリを定期的に更新し、新しいデバイスや管理されていないデバイスを継続的に監視する。
未承認のデバイスや疑わしいデバイスによるアクティビティに関してアラートを設定する。
セキュリティは、設計プロセスの早期の段階から組み込むべきです。開発中にセキュアエレメントと暗号の俊敏性を統合することで、進化し続ける脅威やコンプライアンスのニーズに応えられるデバイスを構築できます。
実施項目
設計段階で暗号化の俊敏性とセキュアエレメントの TPM を統合する。
設計プロトコルを定期的に見直し、最新の業界標準(IEC 62443、NIST)との適合を図る。
製品開発サイクルの早期の段階からセキュリティチームと協力する。
IIoT デバイスを保護するには、厳格なソフトウェア開発手法が必要です。セキュアなコーディング、検証済みのコード署名、そして定期的なアップデートは、不正な改ざんを防止し、マルウェアを防ぐうえで欠かせません。デジサートの Software Trust Manager は、開発パイプラインの全体でコード署名とセキュリティポリシーを管理して、ソフトウェアの改ざんを防ぎます。
実施項目
安全なコーディング手法を導入し、定期的な脆弱性アセスメントを実施する。
検証済みのコード署名を使って、導入前にソフトウェアを認証する。
DigiCert Software Trust Manager を活用してコード署名を自動化し、セキュリティポリシーを徹底する。
製造上のセキュリティは必須であるにもかかわらず、たびたび見落とされています。ハードウェア格納型 ID および安全な証明書の配布を利用してデバイスを認証すれば、偽造されたコンポーネントによってネットワークが危殆化するのを防ぐことができます。
実施項目
製造時にハードウェア格納型 ID および安全な証明書の配布を利用する。
サプライチェーンのセキュリティプロセスについて監査を実施し、信頼できるサプライヤーのみと提携する。
導入前にすべてのデバイスが認証、認定された状態にする。
ここでいう導入とは、単にデバイスを接続することだけではなく、信頼できる安全な運用を確保することを指しています。ゼロタッチプロビジョニングなら、デバイスの認証が自動化されるとともに、継続的な監視によって脅威がリアルタイムで検出されます。デジサートの Software Trust Manager は、重要なアップデートの際にソフトウェアの整合性を管理することで、セキュリティのレイヤーを追加します。
実施項目
ゼロタッチプロビジョニングによってデバイスのオンボーディングを自動化する。
疑わしい活動について脅威の継続的な監視とリアルタイムの警告システムを設定する。
DigiCert Device Trust Manager を Software Trust Manager と統合し、プロビジョニング、アップデート、継続的なソフトウェア検証を保護する。
継続的な改善と、継続的な改良への取り組みは、IIoT セキュリティできわめて重要です。状況が絶えず変化するなかでも、新たな脅威に対応して対策を進化させられるようになります。定期的な監査、プロトコルの更新、インシデントからの学習を通じて、セキュリティ対策における弾力性と先見性を確保できます。
実施項目
新たな脅威が発生するたびにセキュリティ対策を定期的に見直し、更新する。
導入後の監査と評価を実施し、改善が必要な領域を見極める。
コンプライアンスと今後の参照を目的に、セキュリティプロトコルとインシデントのあらゆる記録を整備する。
IIoT の保護は、一度実行して終わるような取り組みではありません。デバイスのライフサイクルすべての段階で怠ることなく警戒を続ける継続的なプロセスです。Device Trust Manager、Software Trust Manager、TrustCore SDK などデジサートのソリューションは、エンドツーエンドのセキュリティに対する統一的なアプローチを実現します。包括的で適応力の高い対策によって、お客様の産業用デバイスとソフトウェアを保護します。デジサートのソリューションが、コンプライアンスに準拠した、安全で回復力も備えた IIoT エコシステムの構築にどのように役立つかについては、ぜひデジサートにお問い合わせください。
デバイスのトラスト、コード書名、モノのインターネットなどのトピックについて詳しくお知りになりたい場合は、記事を見逃さないようにデジサートのブログを参照してください。
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