DigiCertが、現実の問題を解決するために、デジタルトラストの確立、管理、拡大をどのように支援しているかをご覧ください。
世界のIT・情報セキュリティリーダーたちが、デジタル技術の信頼性を欠いたセキュリティはセキュリティではないと考えている理由とは?
2023年8月15日よりCertCentralのサインインではユーザ名とパスワードのほかにワンタイムパスワード(OTP)もしくはクライアント証明書の二要素認証による提示が必要となりました。 設定等についてはこちらのKnowledgeを参照ください。
デジサートは、TLS/SSL 証明書と公開鍵基盤(PKI)の信頼できるサプライヤーとしてスタートしましたが、プライベートおよびパブリックトラストは現在、当社の業務のごく一部にすぎません。デジタルの世界が成長と変化を続けるなか、サイバーセキュリティ分野におけるソリューションのイノベーションは、デジタルトラストを提供するプロバイダーと、それを信頼して安全な接続を維持する利用者にとってますます重要になっています。
量子コンピュータや人工知能(AI)などの強力なテクノロジーは、コネクテッドワールドを前進させる可能性を秘めていますが、悪用された場合の危険性は否定できません。そのため、機械学習や AI、量子暗号化、暗号、IoT セキュリティといったイノベーションの各分野が、2023 年のデジサートの特許プログラムでも重点的な分野になりました。
今年度の初めに目標として立てたのは、20 件の特許出願でした。イノベーションと卓越性への取り組みによって、その目標を 160% も上回ることができ、会計年度末までに合計 32 件の特許を以下の分野で出願しました。
24 年度に特許を出願した 7 つのカテゴリーをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
「信頼」のカテゴリーで特許に値するイノベーションは、コネクテッドワールドにおけるセキュリティのバックボーンであるデジタルトラストの強化が中心です。最高水準の暗号化手法と機械学習(ML)アルゴリズムを統合して、デジタルの取引や通信を確実に認証・保護し、その完全性とプライバシーを確保する最先端のシステムを想像してみてください。その特長は、デジタル取引に関して改ざん防止機能を備えた安全な記録管理メカニズムを構築することです。システムのセキュリティと不正行為検出の効果を継続的に強化するインテリジェントなアルゴリズムがそれを支えています。
「証明書」カテゴリーの特許については、一般的に PKI システムの開発と進歩が重視されます。この分野で一番の目的は、ワークフロー管理、具体的なユースケース、PKI に伴う複雑なシステムに固有の厄介さなど、発行プロセスに関連する課題に対処することです。
このカテゴリーの特許は一般的に、モノのインターネット(IoT)システムの開発と改良に特化しており、特にセキュリティ面の強化に重点を置いています。この分野で対象となるのは、安全な導入と統合に関わる課題で、なかでもワークフローの改善、さまざまな応用シナリオへの適応、複雑な IoT ネットワークのナビゲーションなどが中心です。このカテゴリーにおけるイノベーションの主な目標は、進化するデジタル脅威を防ぐために、堅牢なセキュリティプロトコルを IoT テクノロジーという枠組みに確実に組み込むことです。
コンテンツ分野の特許で中心になるのは、コンテンツの信頼性を引き上げるセキュリティ対策です。安全なコンテンツ検証手法の開発、コンテンツ検証に必要なワークフローの最適化、多様なコンテンツエコシステムに固有の複雑さの管理などがあります。堅牢なセキュリティプロトコルと信頼性検証技法を実装することが、各種のプラットフォームやアプリケーションでデジタルコンテンツの真正性と完全性を確保するうえで欠かせません。
暗号化の分野の特許は、暗号化技術の進歩に焦点を当てており、特にセキュリティ機能の強化が重視されています。その主な目的は、高度な暗号化手法の開発と実装に関わる課題に立ち向かうことです。たとえば、安全なデータ暗号化のために強固なアルゴリズムを設計する、各種のシステムに暗号化を導入するプロセスを合理化する、多様な技術環境で機密情報の保護に伴う複雑さに対処するといったことが該当します。この取り組みに不可欠なのが、新たなセキュリティ脅威に対する暗号化技術の障害耐性を確保し、次々とデジタル化の進む世界でデータの機密性と完全性を維持することです。
この分野の特許は、機械学習と AI におけるブレークスルーが中心で、機能と用途の強化に重点が置かれています。中核的な目標は、高度な機械学習と AI アルゴリズムの開発と改良に伴って発生する課題に取り組むことです。たとえば、より効率的で正確な予測モデルの作成、データ処理ワークフローの最適化、AI 駆動型の多様なシステムに内在する複雑さへの対処などが含まれます。この業務で重要なのは、こうした技術が実世界のシナリオに効果的に順応できるようにすることと、各部門にわたる意思決定プロセスやインテリジェンスの自動化を改善することです。
この分野の特許は、耐量子コンピュータ暗号(PQC)と量子セキュリティの推進が中心であり、量子コンピュータの脅威に対しても安全な暗号システムの開発に伴う課題に対処することがその目標です。量子コンピュータで予想される攻撃にも耐える暗号化アルゴリズムを設計・実装する、耐量子暗号手法の統合に向けてシステムを最適化する、これからの量子コンピュータ時代におけるデータ保護に固有の複雑さを管理するといったことが対象になります。この取り組みで重要な側面は、このような暗号ソリューションが、急速に進化する量子技術を前にしても高いレベルのセキュリティとデータの完全性を維持できるように、堅牢さと順応力を確保することです。
イノベーションがデジタルトラストに不可欠であることを踏まえ、デジサートは 25 年度も引き続き、最新技術の推進に取り組みます。サイバーセキュリティ分野でデジサートのイノベーションの影響力をさらに高めるために、まったく新しいカテゴリーを含めて多くの新しい特許を出願するという意欲的な目標は変わりません。
PQC、人工知能、デジサートのイノベーションなどのトピックについて詳しくお知りになりたい場合、記事を見逃さないようにデジサートのブログを参照してください。
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