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世界のIT・情報セキュリティリーダーたちが、デジタル技術の信頼性を欠いたセキュリティはセキュリティではないと考えている理由とは?
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事業継続性と障害復旧は、リスク管理とコンプライアンス要件を満たすことで、ビジネスに不可欠なアプリケーションの中断を回避し、単一障害点を排除するために欠かせません。どんな停止や速度低下があっても、収益の損失、顧客からの信頼の低下、評判の失墜につながるからです。
権威 DNS(ドメインネームシステム)サービスには、セカンダリ DNS や DNS フェイルオーバーなど、きわめて重要なアプリケーションの可用性とパフォーマンスを改善するエレガントなソリューションが含まれています。この 2 つの重要なソリューションについて、事業継続性の確保という点で役割とメリットをご紹介します。
セカンダリ DNS は、権威 DNS レコードの冗長性と信頼性の確保に重点を置き、2 つの独立の DNS サービスを利用します。ひとつは DNS レコードを制御するプライマリ DNS サーバー、もうひとつは読み取り専用のコピーとして機能するセカンダリ DNS サーバーです。
プライマリとセカンダリの DNS サービスは同時にアクティブになるため、DNS レコードの可用性が向上するだけでなく、ネームサーバーの数と場所も増えます。
セカンダリ DNS の主なメリット
複数の権威 DNS サービスを使用するので、冗長性とサードパーティリスクの管理に関するコンプライアンスや内部監査の要件に対応できます。この点は、SOC 2 のコンプライアンスや、サービスレベルアグリーメントで指定されたアプリケーションの可用性要件を求める組織にとって特に重要です。
セカンダリ DNS は、アクティブ-パッシブではなく、アクティブ-アクティブのアーキテクチャを使用するため、サポートできる DNS クエリトラフィックが増え、パフォーマンスと信頼性が向上します。DNS ネットワークが結合されるので、サービスレベルを中断または低下させることなく、小売期間のピーク時や DDoS 攻撃によって引き起こされるトラフィック量の急増も容易に吸収できます。
セカンダリ DNS が DNS レコードの可用性に対処するのに対して、DNS フェイルオーバーは、アプリケーションの冗長性に対して行った投資を拡大します。DNS フェイルオーバーのソリューションは、重要なサービスの健全性とパフォーマンスを継続的に監視します。サービスが利用不可または一定以上に低速になると、DNS フェイルオーバーシステムが自動的に DNS レコードを更新し、トラフィックを健全なインスタンスに向かわせます。
DNS フェイルオーバーを制御する際に監視されるのは、可用性、応答時間、その他のパフォーマンスメトリクスなどです。監視システムで障害やパフォーマンスの低下が検出されると、自動的に健全な別のサーバーまたはデータセンターにトラフィックをリダイレクトできます。こうすると、エンドユーザーは、稼働中のアプリケーションインスタンスにシームレスにルーティングされるため、ダウンタイムとユーザーの不満が最小限に抑えられます。
DNS フェイルオーバーのメリット
DNS フェイルオーバーは、障害が発生したサーバーからトラフィックを迅速にリダイレクトすることで、サービスの可用性を改善し、重要なアプリケーションがユーザーからのアクセスを保てるようにします。問題を迅速に検出でき自動で対応できるということは、ダウンタイムが短縮され、収益も、またロードバランサーやコンテンツ配信ネットワークといったソリューションに対する投資も保護されるということです。応答時間を監視して測定する DNS フェイルオーバーサービスは、すべてのインスタンスが利用可能な場合でさえ、最も高速なインスタンスにトラフィックを導くので、全体的にパフォーマンスの向上を期待できるのです。
DNS フェイルオーバーとセカンダリ DNS は相互排他的な性質ではなく、リスク管理とコンプライアンスに必要な事業継続性に向けて包括的なソリューションを提供するよう補完し合うものです。
組み合わせれば、以下のようなことが可能になります。
高可用性: 高可用性: DNS フェイルオーバーは、ユーザーが常に健全なサーバーに向かわされることを保証し、セカンダリ DNS はネームレコードの冗長性を確保します。
パフォーマンスの向上: DNS フェイルオーバーはサーバーの選定を最適化し、セカンダリ DNS は容量を増やすことによって DNS クエリの解決速度を引き上げます。
グローバルなリーチ: このようなソリューションを組み合わせることで、ダウンタイムを最小限に抑えつつ、サービスをグローバルに提供できます。
これらのソリューションを実装すると、企業はダウンタイムを最小限に抑え、顧客満足度を向上させたうえで、オンラインの評判を維持できるので、最終的にデジタル世界での大きな成功につながります。DNS フェイルオーバーとセカンダリ DNS の詳細については、これらのページをお読みください。
DNS フェイルオーバー、セカンダリ DNS、または DNSSEC によるセキュリティ問題の予防について詳細をご希望ですか? 記事を見逃さないようにデジサートのブログを参照してください。
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